デニス・テン選手の軌跡を辿って

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妄想のテンくん

 

テンくんが逝去して1ヶ月が経ちました。毎日毎日テンくんのことを考えてはいるけれど月命日はまた違うものがありました。

自分自身少しずつ落ち着いてきたかな、と寂しく思うときもあったのにやはり号泣。

テンくんの、何か他に言いたそうなのに、肝心なことは言わずユーモラスな発言で場を和ませているような、そんな場面を想像していました。

思うところは果てしなく、思慮深い人で、求められればクールに応えるけれども、自分から多くを発しないといった、らしさ。

 

私にはずっと思うことがありました。

テンくんが被害に遭った瞬間から今日までのこと。

スケーターの大事な脚を刺されてどんな思いだったのだろうか、才能に溢れた彼の未来が奪われたのはさぞ無念だったろうに、という意見を目にしました。けれど、テンくんの性格を想像すると、私にはそうなふうに思っているとは思えなくて。

 

ここからは自分勝手な妄想、夢物語、ファンタジーです。気分を害されることがあるかもしれません。心配な方はやめておいてくださいね。

 

《ブログ主の妄想劇場》

ミラーの被害に気づいたとき、正義感の強い彼は明らかな犯行に立ち向かった。もし相手が一人なら取り押さえることができたかもしれないけれど、二人だったことで劣勢になってしまった。けれども、テンくんの行動から状況的に追い込まれた犯人は、ただ逃げるということではなくとっさの犯行に及んだ。それが運悪く致命的なところに命中。テンくんは刺された瞬間、凶器が使われたことに驚き、痛みを感じたけれども、おそらく出血性のショックですぐに意識を失った。もしかしたら、遠のく意識の中で「しまった…」と思いながら、ここまで深追いしたことを後悔したかもしれない。病院へ搬送されたが、医師たちの懸命の治療虚しくこの世を去ることになる。

そして、ここからは魂の話になります。テンくんの魂はしばらく混乱していた。あれで自分は死んでしまったのかと。家族や親しい友人たち、世界中の人々の悲しむ姿を見ては申し訳ない気持ちになっていた。まさか自分でもこんなことになるとは思ってなかったから。気遣いしいのテンくんは悲しんでいる身内や友人知人、ファンのところへ出向いて「死んでしまってごめんね。そんなつもりじゃなかったんだ。みんなを悲しませるつもりじゃなかった。」ってお詫びをしてまわった。数日が過ぎる頃、賢い彼は己の宿命(寿命)を悟る。この世でやりたいことはまだまだたくさんあったけれども、自分の生き様に一つの後悔もなかった。寝る間を惜しむように没頭してきたこと全て。もしかしたら寿命をどこかで感じていたから、寝ている場合じゃないって行動していたのかもしれない。今はまだ霊界(天国)には辿り着いていなくて、仏教ではないけれど、この世とあの世の境目あたりをまだウロウロしている。もう少ししたら神の導きで霊界に昇っていく。もちろんテンくんの魂のレベル(霊格)は非常に高いので、あの世のふるさとでも労いでもって大歓迎されるだろう。

この世に生まれるとき、その魂は青写真を描いて降り立つ。青い部分は宿命。色付けは運命。寿命も宿命だけど、この世に心残りを感じると延長してもらえることがあるんだそう。テンくんは…やるだけやったと思えたのかな。

輪廻。この世の修行が長くなると魂が疲弊してしまうので、生まれ変わってまた活躍してほしい魂は早く呼び戻されるらしい。ということは、テンくんはまた生まれ変わってこの世に来てくれるはず。ただ私の寿命のが先に来てしまいそうだけども…(;_;)

魂は光のような、瞬間移動が可能なものだし、思いを残したまま別なところへいくつも移動することができるから。周りを気遣うテンくんはきっと、テンくんを想うすべての人のところに顔を出してくれる。そう、この記事を書いている私の傍にも寄り添ってくれているかもしれない。夢物語かもしれないけれど、そう思うことでテンくんの魂も救われるような気がしている。

それと霊格について。あの世でテンくんの魂に会うためには同じように霊格を高めないと難しいらしい。霊界はヒエラルキーの世界なので、上から下の階層には行けるけど、下から上には行けないもの。まぁ、アイスショーのようなことをしてくれれば観られるかもしれないかな?マイケルジャクソンや美空ひばりはリクエストが多くショーを開催しているらしいので!?

テンくんの魂と同等…どんだけ徳を積めば達せられるのかな、汗。でも絶対にまた会いたい!!!

 

...以上、ブログ主の妄想でした!

 

 

その昔、名前は大切な言霊であり、他人にはうかつに教えなかったという。

〈デニス・ユーリエヴィチ・テン〉

テンくんを想う大切な言霊。

どうかデニス・ユーリエヴィチ・テンの魂が安らかでありますように。日々祈っています。